2024年1月24日「衆議院」予算委員会 集中審議(能登半島地震等)近藤和也議員1「今の生活の中で車がほしいんですよ。30戸の集落の中で20台車を失った。もう生活手段を奪われています」

近藤和也議員 予算委員会1(被災者生活再建支援金)字幕

近藤和也議員
 基礎支援金。現行で100万円ですが、200万円に倍増させる。これが本当に大事だと思っています。ご高齢の方多いです。珠洲市であれば半分以上が65歳以上。75歳以上の方が25%ぐらいいらっしゃいます。こういう状況の中で、家を建て直すことは諦めてる。そこで現実的な答えとすれば、家を建て直すのも諦める。そして、今の生活の中で車がほしいんですよ。30戸の集落の中で20台車を失った。もう生活手段を奪われています。こういった方々に車を手にしていただければ、買い物にも行けるし仕事を始めることもできるかもしれないし、地元の近くの仮設住宅から金沢ですとか、氷見、高岡に車で行って、お風呂に入って、洗濯機で服を洗ってと。リフレッシュできる最大の手段が車なんです。この基礎支援金、前回であれば100万円から200万円。大規模半壊であれば倍増していく。そして、中規模半壊や半壊は今までありませんでしたので、何とかこちらを進めていただきたいと思います。

岸田総理
 災害が多い地域において、そもそも保険とか共済への加入、これも重要であるという観点。さらには、この被災者生活再建支援金。これは災害による損失を補填するというものではなくして、被災者を側面的に支援するという性格のお金であるということ。過去の災害との公平性の観点から、どういう方策を用意するべきなのか今検討しているところです。例えば、災害復興住宅融資、あるいは税制上の特例対応。こういった制度と組み合わせることによって、この住宅そして車等への支援、こういったものを考えていくことは重要であると思います。

近藤和也議員
 この被災された方に保険だとか共済だとか酷な言葉ですよ。元々のこの被災者生活再建支援法は、生活支援ということですよね。車はもう生活ですから。ここの位置付けをしっかりと持った上で進めていただきたいと思います。そして融資という言葉も酷ですよ。70歳、80歳、90歳の人お金借りれますか。無理ですよ。返せないですよ。そこは何とか被災者に思いを寄せていただきたいと思います。

以上

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